意外と低い！？医療職の賃上げを急げ！
医療職ってたくさんあります。
ほとんどの資格が国家資格であり、専門性が高いものが多いです。
しかし実はそのほとんどがそんなに給料は高くないのです。
医師はもちろんそれなりに高いですが、休みが少なく、労働時間は他の職種より多くなりがちです。
医師などの働き方改革については、健康に働き続けることのできる環境を整備することは、患者・国民に対して提供される医療の質・安全を確保すると同時に、持続可能な医療提供体制を維持していく上で重要であること、2024年4月から医師の時間外労働の上限規制の適用後も、総合的な医療提供体制改革の進展の状況、医療の安全や地域医療の確保、患者や保険者の視点などを踏まえ、診療報酬がより実効性のある対応となるよう検討する必要があるとし、早急な対応が求められています。
コメディカルの給料
10月27日に中医協（総会）にて、コメディカル（医師・歯科医師・薬剤師・看護師を除く医療関係職種）の2022年の給与の平均は32万7000円で、全産業平均の36万1000円を下回っていたということです。特に看護補助者が低く、25万5000円。介護職員は29万3000円。
これは平均月収ですかね。手取りでいうとここから引かれるものがありますから、いかに所得が低いかがわかってもらえるかと思います。
物価上昇に伴い賃金の見直しが言われている中、医療職にはなかなかテコ入れがしにくいところでした。
こうしてスポットが当たったのは嬉しいことですが、実際賃上げについては難しいと感じています。
医療職の賃上げについて
厚生労働省は11月1日、社会保障審議会・医療部会を開き、2024年度診療報酬改定の基本方針に盛り込む「基本的視点」などについて議論を進め、厚労省から示された重点課題に対して意見が交わされたほか、医療職の賃上げを診療報酬でカバーすべきかといった点で意見が分かれたということです。
診療報酬が改訂されたからといって、その条件を満たすまでに必要なものが多かったり、そもそも病院経営が上手くいっておらず赤字経営の病院は多くあります。
その中で賃金を上げろと言われても難しいのではないかと考えています。
医師の働き方改革、看護師の負担軽減と言われていることが多いですが、給料の低いコメディカルは人権がない…と言っている方も少なくありません。
多くの残業をさせられたり、必要のない業務を押し付けられたり…。
そういったこともあり、病院ではなく、医療資格を活かすことのできる企業に転職する方も増えているのです。
あとがき
職業柄もありますが、医療職の働き方改革、給与上昇や働く環境の改善など、興味ある分野ですので、あまり関わりがない方々にも伝わるようにこういった記事も作っていこうと思います。
