『災害・避難』避難所での体験とこれからの備え
今回『台風19号』が日本列島に上陸し、多大な被害を広い地域で出しました。
川が氾濫したところはまで被害が続いており、避難している方も多いと思います。
今回わたしも神奈川に住んでおり、居住区域も避難の対象となっていたのではじめて避難しました。
やはりいざ避難しようとすると悩むことも多く、実際に避難してみてわかることが多くありました。
それらについて記事にしていきます。これは自分へのメモとして、また今後避難が必要となってくる方の参考になればと考えておりますのでご活用ください。
避難するときに持って行ったもの
ほとんど妻が準備してくれていたのですが準備していたものを載せておきます。
今回先月の台風15号が大きな被害をだしたこと。
また、被害により自宅に帰ることができない、自宅が崩壊したということがあったことから数日間の飲食物も持つこととしました。
持っていったものリスト
・子どものおもちゃ(お気に入りのもの)
・子どもの着替え(2着)
・おむつ(23個)
・スタイ(2個)
・大人の着替え(各1着)
・懐中電灯
・簡易電球
・食べ物(缶詰3個、ソーセージ2本、おにぎり3個、パン3個、パン缶1個、カロリーメイト、ゼリーなど)
・飲み物(500mlのもの2本、1ℓの水)
・割りばし、プラスチックスプーンとフォーク、紙コップ
・離乳食(そのまま食べられるもの4個)
・赤ちゃん用のお茶(パック3個)
・抱っこひも
・箱ティッシュ
・ウェットティッシュ
・歯磨きグッズ
・モバイルバッテリー
・スマホ充電器
・現金、通帳など
ざっとなのでこんな感じです。
乳幼児がいると荷物が多くなってしまいますね。のちに持って行ってよかったもの、あったほうがよかったものを記載していきます。
避難所の実際
わたしは妻と8か月の子どもの3人で避難しました。
避難場所は自宅からかなり近い市民センターのようなところです。体育館やプール、図書館など設備が豊富で災害用マンホールトイレシステムもあるところでした。
(※ 災害用マンホールトイレは下水道管路にあるマンホールの上に簡易なトイレ設備を設けるものです。)
避難時刻は早めの13時30分。
避難所へ着くと家族全員の名前と住所、連絡先の記入をしました。
その後毛布を2枚貸し出してくれました。
入口付近には共有スペースとしてイスやテーブル、自動販売機がありました。
徐堂販売機には飲み物だけでなくパンやお菓子の自動販売機がありまだ購入できる状況でした。
避難所は3階建てで1階の会議室やこどももプレイルーム、2階の会議室、3階の体育館を避難スペースとして提供しているということでした。
わたしたちが来た時間帯だとまだ避難している人が少なかったのと子どもがいたためプレイルームを勧められました。
体育館を利用するより良いと考え勧められた通りにプレイルームで過ごすこととなりました。
中にはすでに3組の家族がいましたがギリギリ共有できるくらいのスペースでしたが承認していただき過ごすこととなりました。
避難場所『プレイルーム』の闇
プレイルームで過ごすことになったわたしたち。
中には同じく0歳児の子を持つ家族のみが過ごすということでした。
子どもたちは置いてあるおもちゃで遊び始めたのですが避難スペースとして使用していることをその施設の人が案内していないのか避難してきた子どもが続々と入ってきて遊び始めてしまいました。
中で過ごすはずの私たちは縮こまり自分たちのスペースも取れずに過ごすこととなってしまいました。
遊びにきている家族は体育館などで自分たちのスペースを確保したうえで来ています。
施設の人も避難しに来ているのだから今日は遊ぶスペースではないことや使用の禁止を呼び掛けて欲しかったです。
それに耐えかねた家族が1組出て行ってしまいました。
その方たちは完全に自分たちの荷物も触れないくらい追いやられていたので本当にかわいそうでした。
私たちを含む他の家族も貴重品だけ持ち出し、プレイルームを出るという選択をしました。
夕食時になると一度人がいなくなったので戻り毛布を広げ、自分たちのスペースを確保することにしました。
他の家族にも声をかけ、スペース確保を促しました。
夕食は入口付近の共有スペースで持ってきたものを食べました。
食べ終わると自動販売機にパンが残ってないか確認しましたがさすがに売り切れていました。
このあとゆっくりできるかと思っていましたがそうはいきませんでした。
また遊びに来る子があり再度侵入してきます。
私たちも施設の方に言っていただけるように言えば良かったのですが平気で中の人の荷物も気にせず散らかしていきます。
終いにはまだ大きな子どもを連れた家族が荷物を持って移動してきて友達家族を遊びに来いよとまで言い出しカオスな状況に。
結果子どもを寝かしつけるためにまた外へ出るハメに。笑
モラルの問題なんですかね。最近はホントに周りのことも気にしない親や夜遅くまで子どもを連れまわす親が増えてきたりと信じられないことが多いです。
そんな人が親になるから子どもも常識のない子に育つんですよね。
ホントに最初は隔離してくれていたのでラッキーとまで思ったのですが見出しタイトル通り『闇』をみました。
テレビがない!そこで『Abema TV』に助けられる
避難所内では大きく困ったことが1つありました。
テレビがなかったのです。
早期に避難してきた私たちは家を出る寸前まで目で見ていた被害状況という大事な情報を得ることができなくなったのです。
それにより今台風がどこにいるのか。川が氾濫したところはどうなったのか。
都内の浸水被害は出ているのかなど貴重な情報から遮断されてしまいました。
そこで私はスマホの電池に余裕があったため『Abema TV』を利用しました。
ホントに今回、このAbema TVに助けらました。
それからはある程度の状況や上陸時間が予想より1時間ほど遅れていることなどがわかりました。
避難所の状況
避難所の状況を定期的に見ていたのですが入口付近の一定のスペースではペット同伴の方の過ごすスペースとしていたり、共有スペースでは勉強する学生さんやカップ麺など食事をしている方、談笑している方がみられました。
体育館ではテントを張っている方が多かったですね。非常に有用だと感じました。
あと体育館だけラジオが流れていましたね。
2階は覗くことができなかったですが川付近の避難所が閉鎖となりそこから人が流れてきたのもありスペースがたりなくなったとして1階に新たにスペースを設けているのも見えました。
そして夕食時には施設から500mlペットボトルの水の提供があり助かりました。
食事は出てきませんでしたがそれは本格的に被災してからの提供となっていたのでしょう。
当時の外の様子を私のTwitterから
あまり強くは見えませんが信号機が激しく揺れていました。
本格的に被災した地域に比べたらかわいいものですね。
その後速度をあげた台風は結果的に22時を過ぎた頃に通り過ぎてしまって雨も風も止んでしまったので避難所にいた方々は続々と帰りだしました。
私も自宅に1度帰って損害などがないことを確認してきて、帰宅しました。
子どもが全然寝てくれなかったので帰ることができて良かったです。
帰り着いた途端に子どもは安心したのか眠りにつきました。笑
避難時に持っていって良かったもの
避難時に持って行って良かったと感じたものをご紹介します。
いざ荷物を詰めようとすると荷物が多くなりかえって邪魔なんじゃないかとか思ってしまうんですよね。
・モバイルバッテリー
・子どもの簡易離乳食
・ゼリー飲料
・ウェットティシュ
これだけは持って行ってよかったと感じました。
本格的に被災していないのでこれくらいになってしまいますが子ども用品が荷物になってしまうため非常に大変です。
おむつや着替えは絶対に足りなくなります。
モバイルバッテリーは容量が大きいものをおすすめします。
かといって容量の大きすぎるものだとサイズも大きくなってしまうので3回ほど充電できるものが良いかと思います。
わたしは2回分充電できるものを使用していましたが何回も使っているため1回ちょっとしか充電できなくなっています。
↓これは容量が多いですが値段もそこそこしますが一応おすすめです。
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気に入ったものがあれば購入してみてください。
ロフトなどにはデザインが可愛いものが売っています。
ウェットティッシュは体を拭くのみも手を拭くのにも使えるのであった方が良いです。
次に持っていっていなかったが被災時に必要だと感じたものをあげていきます。
避難時に持っていった方が良いと感じたもの
実際に避難してみてこれがあったら良かったなと感じたものについて紹介していきます。
先ほども記載しましたがあるとホントに役に立つと思います。
テントです。
このような感じの簡易テントがおすすめです。
あと避難所はスペースを取りすぎないようにしなければならないためあまり大きくない方が良いかと思います。
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あとは毛布やブランケットなどの体温調節ができるもの
配布されるものだけではスペース確保くらいにしか使えず、持参した上着を羽織るくらいしか温度調節できませんでした。
停電で空調が止まってしまった場合もありますし周りの人もいる中自分の都合で室温は変えられないため荷物にはなりますが必要だと感じました。
このようなセットのものを購入しておくのも良いと思います。
これも検索リンクをご活用ください。
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あとはやはり情報が重要ですのでテレビとラジオです。
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どちらも活用できるもので電池駆動が良いですね。
わたしもこれらは用意しておこうと思っています。
いつまた被災するかわからないので準備はしておきましょう。
地震は予測できないですし、台風のような予想できる場合は直前に欠品してしまうものもあります。
今回のことで欠品に関しては身をもって痛感しました。
直前の周囲の様子などをお伝えします。
台風上陸前の地域の様子
ある程度のものは台風情報が出たころから準備していたのですが食糧に関しては直前に不安を感じたためスーパーやドラッグストア、コンビニをまわってみました。
いやホント
考えが甘かったです。
というか地域住民の防災意識が高かったです。
カップラーメンなんか全然残っていません。
パンやおにぎりもなかったですね。
元々缶詰や水を持っていたため助かりました。
防災のための飲食物は数多く販売しています。
中でも水不要のものが確実に重宝します。
職場にも水不要の非常食は多く確保しています。
あまり多く確保しすぎても保管と期限切れ時に苦労しますので注意してください。
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あとは着替えはあった方が良いです。濡れてしまった場合などを想定しておきましょう。
子どもは特にです。
おむつが圧倒的に足りなくなりそうですが荷物は増やしたくないので難しいところです。
あとがき
わたしが今回避難場所として利用したところはこのような状況でした。
色々な方の状況をうかがっていると充電ができるような避難場所もあれば私のように充電はできないところもあります。
まずは自分たちが避難する場所がどのような設備があるのかなど確認しておくと良いでしょう。
そして避難セットは作っておくべきです。
そして実感しましたが『避難してみること』
本当に重要だと思います。
本格的な被災の前に避難を経験できてよかったと思っています。
どこが被害をうけるか。もう予想なんかできません。
想定外の場所で災害は起きます。
被災した方々は川の堤防が決壊し自分の家が沈むなど思いもよらなかったはずです。
もはや他人事ではありません。
今までは運がよかっただけです。
これから起こる大災害へむけて準備は怠らないようにしましょう。
そして医療職である私は自分の病院、施設に家族と離れて対応しなければならない事態があること。
避難していた場合、避難所で率先し活動を行う使命があることも実感しました。
資格上できないこともありますが災害時はそんなこと関係なく間違いなく頼りにされてしまいます。
自分の家族だけ守るというわけのはいかなくなると思うのでそれらに備え、力をつけるべきだと感じました。
被災地のいち早い復旧を願うばかりです。
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